■2003仕様 TG10ミニクーパー■

今年のコンセプトは環境・安全・品質??

環境
高燃費とクリーンな排ガス。(だったらラジコン走らないほうが環境に良い
トルクフルなOS製FS26SC−X・4サイクルエンジンを搭載
安全
万が一の電波トラブルでも車体を安全停止。
スロットルサーボにフェ−ルセーフユニットを採用
品質
上質な走りを演出するサスペンションにスーパーナイトロ用を移植。
クラス最長のロングアームで、しなやかな走りを可能にしました。

クロスランドグランプリでAファイナル進出を目指すべく、
日々進化を続けるTG10ミニクーパー。
2003バージョンは、今だかつてない大幅なモディファイを加えました。
今回は大きく3つのコンセプトをテーマに、開発を進めたのです。
もっとも大きな変更点は、パワーユニットにOS製4ストロークエンジン、
FS26SC−Xを採用したことです。
今までの12CV−Xより、排気量を倍以上とし、
強力なトルクでビッグパワーを発揮します。
なんといっても迫力あふれるエンジンサウンドは4ストロークならではです。
外国製後方排気エンジンに、違うアプローチで勝負を挑むみます。
しかし、TG10にはそのままで4ストロークエンジンを搭載することができません。
そこで登場するのがレーシーのTG10・4ストコンバージョンキットです。
このスペシャルパーツは、FS26SCXエンジンを搭載するために、
トルクに合わせた大径ピニオンギヤと、専用マフラーマニホールドなどをセットしています。
ポイントは中央に傾けて搭載するエンジンマウント。
重い4ストロークエンジンを可能な限り低重心にする秘訣です。

注目のサスペンションはTF2用から、スーパーナイトロ用にバトンタッチ。
本来、8分の1スケール用のサスペンションを10分の1に装着した事で、
このサイズのマシンとしては、脅威的なロングストロークを誇り、
4ストロークエンジンのビッグパワーをしなやかに受け止めます。
Cハブやアップライト関係はTA04をそのまま流用。
絶妙なアライメント設定と、ガッチリした足回りを可能にしました。
また、ドライブシャフトやホイールアクスルを今までと共通化したため、
もっとも消耗するパーツのランニングコストを抑えています。

時速60キロを超える猛スピードで走行するエンジンカーは、
ノーコンなどの電波トラブルに見舞われると非常に危険です。
TG10ミニクーパーは、
ブレーキング操作を重視してスティックタイプのアタック2DRを使用していますが、
万が一、同一バンドの電波が飛ぶと、ノーコンになってしまいます。
フェンスにクラッシュするとマシンは大破する可能性が高いのです。
そこで、スロットルサーボに、雑電波が混信すると自動的にブレーキがかかるようになっています。
実際なにがおきるか分からないレースでは、安全対策も重要な性能なのです。



TG10ミニクーパー 2003仕様データ−

シャシーTG10Mk.1TS
エンジンOS FS26SC−Xリコイルスターター付き)
RC装置 アタック2DR
サーボ S3003X2個
受信機用電源 ダイソーアルカリ単三電池
タイヤ フロントヨコモAラバー、リヤヨコモLラバー
ダンパーCVAミニ2+テフロンピストン2穴
オンロードハードスプリング・ホワイト(前後)



★4サイクルユニット搭載計画

ワタクシはTG10ミニクーパーを使った当初から、
いつかは4ストエンジン・・・と思い続けていました。
ずいぶん前のクロスランドのレースでも、インパルスやV−Oneを相手に、
野太いエンジンサウンドのマシンが疾走するシーンは、
当時エンジン初心者だったワタクシに強烈なインパクトを与えたのです。
しかし、TG10の4スト化は高価な上、パーツ入手も難しい現実があり、
今まで採用に躊躇していました。
また12CVエンジンは、十分なパワーとレスポンス、
そしてエンジン始動の容易さ、燃費の良さなど素晴らしいエンジンでした。
なにより、信頼性を優先するマシンなので、
あえて4ストロークという危険な賭けにでる必要性もありません。
しかし・・・・大勢のギャラリーの目の前で、
野太いエンジンサウンドを響かせながら走るミニクーパーを見せたい。
そんな強い欲求から、今年は4ストで行く!と決心したのです。
そう、信頼性を、ロマンに代えたのです。
この計画が決まった翌日から、エブリデイ・清水の舞台から飛び降りる日々でした。
エンジンとコンバージョンキットは、ショップで購入する事は不可能なので、
すべてはヤフーオークションからゲットします。
そんななか、まずはコンバージョンキットの中古美品を発見!

即決6500円と超格安!秒速で落としました。
ところが、このエンジンマウントが曲者で、
取りつけ位置が7ミリほどズレていたので、
現在途方に暮れている最中です。

続いてはエンジンです。なかなか入手困難なのですが、
毎日粘り続けたある日、
念願かなって新品のエンジンが出品!とうとう見つかりました。
ワタクシの目指したのは、新品のOS・FS26SC−X!
1000円スタートで激しい争奪戦でしたが、ワタクシは終了10分前に3万円ドン!と入札。
(定価24100円なのに)だれもついてこれなくなり、
なんと16000円で拍子抜けするほど安い値段で手にする事ができました。
これでもっともキモとなる4スト化が実現できたのです。



★スーパーナイトロ用サスペンション移植化計画

今までは耐久性やランニングコストを考えて、サスアームをTF2用、
Cハブアップライトはノーマルを使っていましたが、
特にレース後半での操縦性悪化が問題となっていたので、
4スト化に伴い、よりクオリティの高い足回りを使おうということになりました。
ちょうど手元にスーパーナイトロのサスアームが有ったので、
いろいろと組み合わせていると、
TA04のCハブやアップライトが取付け出来そうな雰囲気でした。
なぜTA04用かといいますと、ホイルアクスルやドライブシャフトといった消耗品を
なるべく従来品で共通化したかったからです。
おおまかなプランが決まったら、まずはありあわせの部品で試作品を作ります。
試行錯誤を繰り返しながら、ようやく形になってきました。
ここでは必要な部品と加工のコツなどをご紹介します。

スーパーナイトロ用サスアーム・前後
TGXギヤボックスジョイント(長短)2個
F201ターンバックルシャフト
TA03ドライブシャフト
TA04・E部品(トーイン付きでもOK)
TA04・F部品
5.5mmアルミスペーサー(コンマ5ミリ単位で便利!)
5ミリボールコネクター(2袋必要)
5ミリピロボール2袋

まずはリヤサスの組み立てです。
アップライトとサスアームはきつくて入りません。
ここはサスアーム側をダイソーダイヤモンドヤスリで削ります。
ホイルベースを合わせる関係で、後ろ側を削ったほうが安心です。
サスピンは合うものを適当に入れてください。
ワタクシはリアアップライトにイモネジ固定したので、
TA04用をそのまま使いました。(おもいっきり寸足らずです)
ホイルアクスルはキット付属品、ギヤボックスジョイントはTGX、
ドライブシャフトはTA03用を使います。
クリアランスはOリングでしっかり調整することを忘れずに。
ギヤボックス側に一個だけ入れるのがいいみたいです。
アッパーアームはF201ターンバックルシャフトがお薦め。
TG10超ロング足に使えそうなちょうど良いサイズが揃っています。
しかも価格500円と超安!
前後ともに32ミリをアッパーアームに、23ミリをタイロッドで使います。
これを5ミリボールコネクターと5ミリピロボールを使って固定します。
リヤにワイドタイヤを使う場合は、ボールアジャスターが当たる可能性があります。
その場合は当たるところをカットします。
ギヤボックス側のサスシャフトはノーマルのU型シャフトで固定します。
より良い走りを目指す人はTG10アルミサスマウントを使うといいですね。
サスアームとバルクヘッドにはかなり隙間が空きますので、
5・5mmアルミカラーを入れて合わせます。
スムーズに動くことを優先してガタをなるべく少なくなるよう作りましょう。
ガタを詰める余り、作動が渋くなるのはNGです。
こんな感じで作業は思ったよりサクサク進むと思います。
ちょっとした工作能力があれば、誰
にでもできるほど簡単なのでぜひ挑戦して欲しい改造ですね。

フロントサスペンション。
Cハブについている白いパーツは
ナックルストッパー。
ドッグボーンに適切な操舵角を与えます。
アップライトはTA04のトーイン無し。
六角ハブはダイキャスト製のピンタイプを採用。
前後ともTG10ホイルアクスル、
TA03シャフト、TGXジョイントの組み合わせ。

注)サスペンションは試作タイプです。


さらにエンジン発熱による、プラパーツ変形を防ぐため、
断熱のアルミメッシュテープをシャシーとギヤケースの間に貼ります。



しかし、完成までの道のりは苦難の連続
まだ完成していないTG10ミニクーパー2003ですが、
なんとか近日中にシェイクダウンにこぎつけようと企む・・・


★ボディを新調しました。
キット付属のボディを長い事愛用してきましたが、
4スト化を機にボディを新しくしました。
今回はワタクシの乗る愛車をかなり忠実に再現しています。

分かりにくいのですが、オーバーフェンダーからフロントスカートまでのカットラインを変更。
クラッシュでも割れにくい工夫をしました。
ボンネットバッチ、ステッカー類のデザインなど、
細かい部分までリアルに仕上げました。
フェンダーとタイヤのツライチ具合がいい感じ。
フロントグリルの輝きが新品ボディの証ですね。



サイドビューは低く構えた姿勢で、レーシング仕様の雰囲気を演出しました。
ホイールは前後で違うサイズを選択しました。



丸いヒップラインがカワイイミニクーパー。
まだ装着していませんが、リヤマフラーカッターを投入予定。
試作品はかなりリアルな仕上がりですよ!
4ストエンジンの熱風を、効果的にリヤへ排出する裏技も・・・
実は見えないところに、エアロダイナミクスを追求。



その2へ続く
その3へ続く
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