■2003タミヤグランプリ全日本選手権■
(その2)
富山大会リポート

画像なしです・・・

そして、いよいよ予選ヒートの始まりです。
タミヤグランプリは2分間で何周できるかを競います。
本命のミニスポーツの出番は、なんと2レース目。
こんなに早い出番は、今まではじめてかも。
バギークラスの直後にすぐ出走するのですが、
これが思わぬ落とし穴に・・・・


バギーはクラッシュやコースアウトが多いため、
コースサイドの砂やホコリが走行ライン上に撒かれてしまいます。
したがて、路面グリップが低下した状態で走らなければなりません。
ある程度は予想していたのですが、その予想を大きく超えていました。


スタートシグナルが点灯し、ミニスポーツの予選がスタートです。
1コーナーの混乱をさけ、1周目をトップで帰ってきました。
ところが、クルマの動きはあきらかにおかしい。
まったく前に出ず、トラクションがかかりません。
また、路面との接地感もなく、フラフラして非常にコントロールするのが困難な状況です。
前方を走る周回遅れも、道を譲っているのになかなか抜けない。
しかも、タイトターンでクイックに抜けるテクニックを使うにも、
フロントが逃げて、クリッピングを大きく外してしまいます。
はじめはデフが滑ってるのかと思ったほど、クルマの動きが変でした。
四苦八苦しながらも、なんとかトップゴールを果たし、予選1ヒート目を終えました。


ミニスポーツは3クラスに分かれていましたが、ヒートが進むにつれて路面は良くなり、
ワタクシの記録は次々と抜かれていきます。
予選1ヒート目の総合成績は、なんと4位!この結果はさすがにショックでした。
トップはしなんたろう弟が付けていますが、4秒も離されています。
やばい、このままでは後方に沈んでしまう。
マシンは、これ以上手の施しようも無く、掃除とバッテリーの充電をするしかありません。

2ヒート目は前列スタートなので、1ヒート目よりは優位に展開できます。
絶妙なスタートを決めて1コーナーへ。
しかし、後方から猛烈な勢いでかぶせてくるマシンが。
瞬時に交わして事なきを得ましたが、そのマシンは縁石に直撃して転倒・・・
そんなわけで、1周目から大量のリードを奪って予選が展開します。
しかし、バギークラス直後の走行では、トラクション不足はなんともなりません。
ヘアピンでもフロントが脱げるので、コーナーの進入位置を手前にずらしてラインを変更しました。
練習での「秘策」はまったく使えず、だましだまし周回を重ねて2分を走りきり、
ただ一人10周をマークして、予選トップタイムを記録しました。
とは言っても、練習時よりも4秒も遅いタイムで、本調子ではなかったのは事実です。
予選でトップだったのは、ただ運が良かっただけなのかもしれません。


さて、TRFチャレンジに出場した軟骨ですが、
さすがにトップグループとは開きがあるものの、案外「普通に」レースに溶け込んでいます。(笑
前後ギヤデフ、ギヤレシオ7.2(エボ3でも6.5、TL01に至っては5.9です)、フリクションダンパー、リヤトーイン無し。
こんなクルマではありますが、予選結果は7位とまずまずでした。
しかも、モーターは使い古した中古品であることを考えると、
きちんと仕上げれば上位に食い込める素質をもったマシンであるといえます。
ロールが少なく、まっすぐ走り、安定したハンドリングができる・・・
ミニスポーツと比較して、かなり適当に作ったマシンではありますが、
予想以上にいい仕事をこなしてくれた軟骨に拍手です。




予選2ヒートが終わると、すぐに決勝レースです。
今回、ワタクシはミニスポーツとTRFチャレンジにダブルエントリーしていますが、決勝はどちらかひとつのクラスしか選べません。
タミヤスタッフに、ミニで参加することを告げ、代表権もないレースに参加することに。
今回は、いろんな思いがあって、ミニに挑戦することを決めましたが、
今まで、地方大会はワールドチャンピオン決定戦への予選としてしか見ていなかったところがありました。
地元開催の「富山大会」をめいっぱい楽しむことを忘れていたのです。
今年は、ちゃんとレースを楽しもう、ということで「出たいレースに出る」
代表権はあたらなくても、ミニスポーツに出場することに決めました。


決勝レースは、ダミーグリッドに並んでスタートします。
優勝候補の一人、しなんたろう兄は、なんと予選で落ちてしまいました。
まさかの結末に、富山大会で上位へ上がってくる難しさを実感・・・

スタートシグナルが点灯し、いよいよスタートです。
ワタクシのマシンは1コーナーをスムーズに抜け、ストレートを通過するころには2位との差が大きく開きました。
このレース、もらった!
ところが、後方から追い上げてくる1台のマシンが。
それは宮田選手のミニクーパーです。
彼はいつもタミヤグランプリで上位に進出し、去年もあと一歩で代表権を逃したドライバーなのですが、
おとぎの森グランプリでは、デビュー・トゥ・ウィンを飾るなど、以前からその実力が認められていたドライバーです。

宮田選手はその後、コーナーで、ストレートでもワタクシのマシンとの差を詰めてきます。
コーナーで詰められるのは今回の流れでは仕方が無いとして、ストレートで詰められるのは予想外。
なぜなら駆動系やモーター、バッテリーなど、スピードが出るようなセッティングをあらかじめ施しました。
各パーツの慣らし、マッチングなど自分としては完璧なつもりで、ストレートなら誰にも負けない自信があったのです。
後で宮田君にバッテリーを聞いたら1700を使っていたそうです。(驚

やばい、このままでは抜かれてしまう。
海王丸では「鬼門」といわれている左ヘアピンで、どうしてもクリップにつけずに苦戦。
そこで、走行ラインを以前のような大きく膨らんで、全開で抜ける方法に切り替えました。
この作戦は見事成功!
すべてのコーナーを全開で抜けたほうが、コーナー立ち上がりの失速が抑えられ、
結果直線区間も速く走れるようになりました。
4週目から徐々にペースアップし、ワタクシの目標タイムであった11秒台もマーク。
2位以下にかなりのリードを取って、なんとかポール・トゥ・フィニッシュでゴールしました。
まずは最初の富山大会で優勝できました。
代表権は2位でチェッカーを受けた宮田選手の手に渡り、3位には五島選手が入りました。
身近な仲間がツインメッセに行けるのは、とても嬉しいことです。

さて、明日は福井大会。どんぐりのメンバーと一緒に行くことになりましたが、移動は総長の愛車ステップワゴン。
メンテナンスをその場で済ませて、荷物は今日のうちに総長のクルマに預けました。
これで自宅に帰ってもマシンに触りたくても触れないのですが、
翌日に疲れを残すことなくレースに出場できるので、これはこれで良いかと。

福井大会編その3へ

その1へ戻る

イベントリポートトップ

激ラ団トップ









SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送