イチオシ充電器
■ヨコモYZ114A/D■


充電器選びはRCアイテムの中でも重要なものだけに、いろいろと迷いますね。
使い勝手の良さ、信頼性、機能性など、気になる部分は多岐にわたります。
そんななかで激ラ団がお勧めなのは
ヨコモYZ114A/D充放電器です。
ターゲットとしては、これから本格的にRCを開始したい、
クラブレースなどで必要な機能が欲しい、
安価にエクイップメントを揃えたい・・・・
そんな向きにはピッタリの充電器ではないでしょうか。
ワタクシもこのアイテムは大のお気に入り。
先の12分の1電動レーシング全日本選手権でも非常に重宝しました。
プライスは17800円、ミドルクラスの価格帯でありますが、
この中に秘められた機能は、きっと「安い!」と唸ることでしょう。

最大の特徴はAC100V/DC12V両電源に対応していることです。
屋外では自動車のバッテリーから、室内ではコンセントから、
走行場所に応じて、あらゆる状況に対応します。
通常であれば高価な安定化電源を別途購入しなければなりませんが、
パワーサプライ内臓のため、本体ひとつで荷物もコンパクト。
とても軽量なので、電車移動でもラクチンです。

昇圧回路を内蔵していますので、1セルから14セルのバッテリーを充電できます。
走行用7.2ボルトはもちろん、プラグヒート電源、送信機受信機電源もバッチリ!
ニッカド・ニッケル水素両方のバッテリーの充電できます。
それぞれ専用の充電器を用意する手間を省けます。

バッテリーのコンディションを整えるには、放電が欠かせません。
もちろんこちらも1〜14セルに対応して放電ができます。
ただし放電に関してはちょっとクセがありますので、これは後述します。


ここではYZ114A/Dの優れた機能性、
そしてワタクシがちょっと気になった部分をお伝えしたいと思います。

液晶デジタルモニターは、充放電容量、充放電電流、
バッテリー電圧を表示します。
液晶横のスイッチで切り替えるようになっています。
同社BCSと比較して、
充電容量は10%多く表示されるようです。
したがって、データー管理する場合は、
この充電器に統一しておくと良いでしょう。
バッテリー劣化状態の目安にもなります。
最大の特徴でもあるAC、DCの電源プラグ。
ACコンセントは本体裏の3端子カプラーに、
DCクリップは赤黒線のコネクターにジョイントします。
もちろんこれらの配線関係はセットに付属しています。
安定化電源は安くても1万円くらいはしますから、
これは大きなメリットですね。また配線関係もスっキリします。
本体横には冷却ファンが内蔵されています。
これはコンセントを挿したらファンが回るようになっています。
もし自由にスイッチのオンオフをしたい場合は、
自分でスイッチを半田付けして、改造したら良いでしょう。
ポイントは内側から外側へ向かって風が流れているので、
ついでにバッテリー冷却としても使用できます。
ただし炎天下では暖かい風が出ますので、
バッテリーを冷却したい場合は
別にファンを用意しておきたいですね。
あらゆるコネクターが使えるように、接続ターミナルは
クリップ式になっています。
コネクター関係は別売りになっていますので、
それぞれ専用の物を用意しましょう。
ヒューズは10Aを使います。
このモードボタンで全ての機能を操作します。
コネクターを挿してすぐにトリクル充電になります。
1回押しで急速充電スタート。
2回押しでサイクル充放電(放電→2分間トリクル→急速充電
3回押しで放電
4回押しでサイクル充放電を3回繰り返します。
操作を停止したい場合はコネクターを外すか、
ボタンを1回押しします。
スタート&終了時にはビープ音が鳴りますので、
ついつい忘れて放置・・・を防ぎます。(便利!
調整ツマミで、充電電流を調整します。
0.5Aから5.5Aまで充電できるので
必要十分といったところでしょうか。
一応セル数に応じて充電電流が異なっていますが、
6セルではカタログデータ通りの充電ができます。
ちなみに放電は電流量が調整できません。
こちらもセル数に応じて電流量が異なりますが、
6セルでは3.5アンペアで放電していました。

イチオシのポイント
1AC・DC対応
2コンパクト・軽量
3充電終了はアラームでお知らせ
4充電容量が分かるので、ミスを防げる
5冷却ファン内臓
6対応セル数が多い(RC電源のほとんどが充電OK


気になった点
ワタクシがYZ114ADを使っていくつか気になった点があったのでご紹介したいと思います。
まずはコネクターを挿した時点でトリクル充電になるので、
できればスイッチなどでカットできるような機構にして欲しかったです。
これらは放電終了後もトリクル充電に入るようになっているのです。
放電機能ですが、こちらの放電電流調整ができなかったのが今1歩だったかも。
また少し過放電気味??特に走行後のバッテリーは放電終止電圧は1ボルトくらいだったときもあり、ちょっとビックリ。
3分の1以下の残量では、念のため電圧を確認しながら放電したほうが良いでしょう。
バッテリー電圧に応じて放電電流が異なるので、単セル放電だと非常に電流が小さく、
かといって送信機の8セルでは電流が大きすぎます。
ちょっと厳しい見解かもしれませんが、放電機能はオマケ程度と捕らえたほうが良いかもしれません。
ただし6セルで満充電、もしくはそれに近い状況なら問題はないようですね。
モードボタンについて、まれにではありますが、たまに誤作動することがあります。
1回しか押していないのに2回反応した・・・など。
ただしもう1回操作をやり直せば問題はありませんでした。
もちろん、これらはレアケースなのでさほど神経質に考えることもないでしょう。

ワタクシがこの充電器を使って正直に思った不具合を上げてみましたが、
しかし、それらのデメリットがあったとしても、必要十分な機能を満載したYZ114A/Dは素晴らしいアイテムだと思います。

これから本格活動のステップに、まずはこの充電器でスタートしてみてはいかがでしょうか?


作成2002.9.24

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