なんこつかいぞうほうこく
■軟骨改造報告■

虚弱体質ツーリングカー、軟骨ことTT01シャシーですが、(軟骨の由来についてはこちら
その後も走行テストを重ねて、ベストセットを追及する日々でした。
一時はオーバーステアがひどく、かなり難航していたセッティングでしたが、
最近になって、つまらない間違いをしていたことに気がついたのです。
問題点に修正を加えたことで、ようやく満足に走行することができ、
今回みなさんにご紹介できるような状態になりました。

ゲットして数ヶ月、この軟骨と向かい合ってきたわけですが、
この間に感じた軟骨っていったいどんなクルマ??
をワタクシなりの視点で探ってみました。

みなさんが一番気になるのは、そのパフォーマンスでしょう。
TA04やTL01、TB01などと比較して、そのポテンシャルってどうなの?
という部分が、注目すべきポイントですよね。

まず、入門車という観点からみると、
軟骨はライバル車を圧倒的に上回るマシンだと言えるでしょう。
スケール感の高いボディ、重心が低く駆動ロスの少ないシャシー設計、
トラブルの少ないアンプ式スピードコントローラー、
組みたて・塗装済みなので、工具などの初期費用がまったくかからないなど、
はじめてのRCカーとしては、これ以上無い内容と言えるでしょう。
ラジコンはじめたいけど、どれがいい?と言われたら、
軟骨を薦めても、まず間違いないでしょう。


ではライバルマシンである、TL01と性能面を比較してどうか?
と言われると、ちょっと微妙です。
まず、ベアリング以外のオプションがないため、
レースで直接対決となると、かなり不利な部分があると思います。
ワタクシ自身、早急に用意して欲しいと思うオプションは、
フロントワンウェイ、リヤトーインアップライト、
アルミプロペラシャフト、調整式タイロッド、スピードチューンギヤです。
フロントワンウェイはコーナリング時の回頭性をアップするには必須アイテム。
リヤトーインアップライトはノーマル状態でほとんど0度なので、
かなりお尻が軽い状態です。
ワタクシならベアリングより先に付けたい・・・と思うほどです。
アルミプロペラシャフトは、走行している分には問題無いのですが、
車体を中に浮かせて空吹かしすると、シャフトが激しく振動してしまうからです。
つまり高速で回転しすぎるとブレるわけです。
ただ、これは、なくても困らないかな?
トビークラフトさんに発売していただけたらと思います。
調整式タイロッドは汎用パーツで自作できますが、
サス作動や、スムーズなステアリングをスポイルするなど、
かなり致命的な問題を抱えていますので、これらのパーツはぜひ発売して欲しいですね。
スピードチューンギヤもぜひ欲しいパーツです。
ノーマルでは最高でも7.2対1が限界です。
これでは540バトルも楽しくありませんし、
直線でシャーマンに抜かれます(一部脚色有り
タミヤさん、お願いです。ぜひとも来年のシーズン開始には、
オプションパーツをラインナップに加えておいてください。


しかし、パーツが充実してくれれば、普通の草レース程度なら十分戦力になるマシンだと思います。
ハンドリングは、キビキビしていて良く曲がるし、駆動効率もTA04をしのぐ感じ。
各パーツの精度や耐久性も高く、ベテランドライバーが使っても楽しめるマシンではないでしょうか。
まさに今後の展開は、オプション次第ってことになると思います。




さて、ワタクシの軟骨の最新改造報告をしていきましょう。
どうです?ぱっと見、レーシーな感じがするでしょう?
軟骨ってけっこうシャシーがカッコイイのです。シャシーのカッコ良さは案外重要ですよね。




まず、今まで適当だったダンパーセットをちゃんと見なおしました。
スプリングは、TA03系のロングバネを使っていましたが、
サス作動をスムーズに加工したら、かなりソフトになってしまい、コーナーでロールするほどです。
結局TA04などに使用されているハードスプリングに落ち着きました。
フロントはレッド(ソフト)リヤはイエロー(ミディアム)です。
オイルはフロント#200、リヤは#400としました。ピストンは2穴のままです。
車高はごく基本ですが、5〜6ミリ取っておきましょう。
CVAスーパーミニでしたら、前後1穴で、オイルはフロント#700、リヤ#1000あたりですね。
この場合、スプリング受皿はローフリ用に交換しておくと、理想的な車高調整ができます。
タイヤは懐かしいシミズのD25で、適度なグリップと耐久性が魅力的です。
内部にリブが入っていたので、タミヤのモールドインナーソフトでも空間がありません。
バンビサーキットでもまずまずのグリップ力です。
写真のホイルは0オフセットですが、トレッドを会わせたいなら2オフがベストです。




メカ類は大幅に変更して、スッキリ低重心にしました。
樹脂成形のメカプレートを外し、サーボはTA04用ローマウントアルミサーボステーに交換。
また、ややパンチが不足していたCPRユニットはキーエンスのバック付きESC、
A07RZを選択。シャシーのキャラクターに合わせたアイテムでまとめます。
受信機はフタバAM27MhzのR122JEとしました。
モーターは7.2対1のローギヤードレシオ(ピニオンギヤはノーマル最大の22T)に合わせて、
懐かしいアトラスαストック17ターンにしました。
虚弱体質シャシーにムチ打って、かなり快活なパワーを投入したのです。
あらためて軟骨を見ると、メカの搭載位置、モーターの高さ、バッテリーの位置など、
マスバランスを集中しながら、可能な限りの低重心設計であることが分かります。




改良を進めたステアリング周り。
今まではタイロッドだけ交換して、スムーズなサスペンション作動を可能にしたのですが、
ワイパーアームとサーボをつなくロッドにも問題が発覚。
ステアリングを切り込むと、ロッド作動が渋くなることが判明しました。
そっこうでサーボロッドもピロボールに交換します。
参考までに、タイロッドは18ミリくらいの全ネジ、サーボロッドは28ミリくらいです。



この他はベアリングの脱脂、ホイルハブの交換で駆動効率の向上、
そしてリヤトラクションが不足していたので、
ダウンフォースの強いスープラボディをチョイスしました。



以上の改良で軟骨はシャシー本来が持っているポテンシャルを引き出してくれたのです。
軽快感あふれるキビキビとしたハンドリング、
コーナーでの転がりの良さ、パワーオンでのピックアップなど、
いろんな面で走りが改善したのです。
これからもバンビサーキットでさらに熟成を重ねていきます。
今後登場するであろうオプションに期待しながら、
これからも軟骨とトコトン付き合って行こうと思っています。


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作成2002.12.2

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