●軟骨裏技改造●
びっくり仰天!超速ギヤ自作


発売しないのなら、作ってしまえ〜

発売からすでに4ヶ月が経過したTT01こと「軟骨」。
デビュー直後に発売したフルベアリングセット以降、オプションパーツ開発がまったく音沙汰無しになっています。
まず、大きなネックになっているギヤレシオなのですが、ノーマルでは最高でも7.2対1が限界で、
ストックモーターの適正なギヤレシオに程遠い数値です。
タミヤ純正はともかくとして、せめてサードパーティからでも発売してくれないかな〜
と思っているのですが、なかなかそうもいきません。

そこでワタクシは思いきって超速ギヤを自作することにしました。
改造方法はかなりアグレッシブな方法で作ります。
ノーマルスパーギヤの軸受け部分だけ残してすべてカットし、軸受け部分にうまく合うよう、
TB01用のスパーギヤをくりぬいてドッキングさせるわけです。
かなり精度が要求される部分だけに、かなり難易度も高いのですが、簡単な工具だけで意外にあっさり完成してしまいました。

必要な工具はニッパー、ヤスリ、リーマー、カッター、瞬間接着剤、タイヤプライマーです。

まずはスパーギヤのピンを固定する、スパーギヤストッパーを利用して、くりぬく部分をカッターでケガきます。
これはノーマルはもちろん、TB用ギヤにもピッタリはまるので、センターがしっかり出た円が描けます。
両方のギヤをしっかりケガいておきましょう。数字が書いてある反対をケガきます。
まずはノーマルギヤの軸受け部分を切り出します。
スパーギヤはニッパーで強引にカットして、ケガキ線付近は慎重にヤスリで削って行きます。
最後はF103のデフジョイントにセットして、回転しながら削り加工しました。
もっていない人は・・・・「気合で削ってください」(なんとかなります。)

荒業だ・・・・・・

TB01用ギヤはとりあえず58Tと55Tを使用します。
このギヤは真ん中をくりぬきますので、
余分な出っ張りはニッパーなどでカットしてしまい、加工を少しでもラクにします。
あとはリーマー(13φくらい?)でグリグリと穴を広げて、ケガキ線付近になったらやめて
あとはケガキ線まで慎重にヤスリで削って行きます。

普通だったらドリル等で一発穴あけすれば解決するかと思われますが、
意外にギヤぶれが多く、センターはしっかり出ないものなのです。
ヤスリで地道に削って行くほうが結果的に確実かと思います。
でもワタクシは機会関係はシロウトなので、なにか良い工具とか知っていましたら教えてください。
こうして加工がすんだギヤ同士をいよいよ接合。
ブレがないか、事前にシャフトにセットして、振れ具合を位置合わせしながらセットしていきます。
あとはこれらパーツを瞬間接着剤で固定。
念のためタイヤプライマーを吹きつけて、ガッチリと固定します。
これで完成です!所要時間は1時間半ほどでしたが、
このような適当な加工ながら、芯がしっかり出ていて、ほとんど振れがありませんでした。
まあ06モジュールなので簡単だったのかもしれません。

こうして完成した軟骨専用超速ギヤ。
テスト走行が楽しみです!



以上は佐藤見発見伝での記事をそのまま引用しました。
で、その後、テスト走行を実行したのです。
それは1月1日、いきなり新年早々の初走りです。アホだな〜(そうだよアホだよ

さて、装着するピニオンギヤですが、58Tスパーギヤの場合、
最低で21T、最高で24Tのピニオンがセットできます。(ギヤレシオは7.18〜6.28まで)
55Tスパーギヤの場合は最低で24T、最高で27T(ギヤレシオ5.95〜5.29)が選べます。
まあ、ストックモーターならほとんど55Tで間に合いますね。

さっそくマシンをコースインします。その感触は「速いっす」
スロットルを握った瞬間から、スルスルっとトップエンドまで軽く吹けあがるフィーリング。
ストックモーターのオイシイ部分を使って走れるだけに、
立ちあがりとストレートのバランスがグ〜ンと良くなりました。
この軟骨自身も、駆動効率がバツグンに優れていることも要因だと思います。
モーターを外した状態でタイヤを回すと、10秒間回り続けます。
フロントワンウェイの抵抗だけで、リヤタイヤが回るので、
ベルトドライブにはなかなかマネはできないでしょうね。
トップスピードはとりあえず普通のマシンの流れについていっています。
アソシもシグマも414も、関係ありません。
フルセット19800円のマシンがついにここまで来たのです!
まだサスペンションジオメトリーやタイヤ選択など見なおす部分もありますが、
まずはこの段階でここまでこれたのはワタクシも満足。十分の結果です。
当初心配されたギヤトラブルも皆無でまったく問題なく走行を続けます。

10パックの走行でテスト終了。分解メンテナンスも行いましたが、
いたって健康状態で、自作ギヤの加工精度恐るべしといったところでしょうか。
瞬間接着剤という、いいかげんな加工でしたが、気合と根性がすべてを解決したのです。
ワタクシもこのテスト結果にはホクホク。一時間半の苦労は無駄じゃなかった!

この直後、メーカーからオプションが出たら泣きだろうなぁ〜




作成2002.1.7

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