●裏技改造テクニック●
ステアリング周りの改造

ノーマルはタイロッド関係が一体成形で、段付ビスで固定されています。
サスペンションを上下に作動させたときに、
段付ビスでは作動角度を多くとることができないため、
沈みこむほどにサスが反発してしまいます。
またサーボロッドも同様で、ステアリングを切り込むと
徐々に重くなり、ニュートラル方向に戻ろうとします。
動く部分は軽く動いて、固定する部分はガッチリ止める。
これがRCカーを構成する基本となりますが、
このままではいけません。
さっそく改造を加えてみましょう。

こちらがノーマルのステアリング周り。
一体成形のタイロッドを、段付ビスで固定しています。
ステアリングを切り込んだり、
サスペンションを作動したときに徐々に重くなります。
これではいけませんね〜
改造後のステアリング周り。
作動部分をすべてボールコネクト化したので、
すべての動きが滑らかです。
サスペンションストロークも十分に取れ、
足回りがしなやかに動きます。
またサーボ作動も軽快になり、
リニアなステアリングレスポンスを可能にしました。
ガタも大幅に少なくなって、
とても入門マシンとは思えない仕上がりです。
サーボは前側へ移動して、
ハイトルクサーボセイバーを使いました。




用意するのは画像に写っている以下のパーツです。

5mmボールコネクター 6個
5mmピロボール 6個
3X15皿ビス 4本
3X15〜20mmの全ネジ 2本
3X25〜30のロッド 1本
4X5.6mmフランジパイプ(たしかTA04PRO用だったと思います) 2個
4X4.5mmフランジパイプ(414のキングピンだったかな??忘れた) 2個

以上です。
フランジパイプのサイズの記憶はあやふやなので、
みなさん手持ちのパーツをうまく利用して組みたてましょう。
サーボロッドは長さ50.5ミリくらい、
タイロッドは長さ40.5ミリくらいの長さになるよう、
ボールコネクターをねじ込みます。



組みたて方法はこんな感じ

長いフランジパイプ(4X5.6mm)は、左右のワイパーを連結するロッドに使います。
上から3X15皿ビスでねじ込んでスムーズに動くようしっかり締めこみます。
左右のワイパーには短いフランジパイプ(4X4.5mm)を下から通し、
上から3X15mm皿ビスで固定します。
ワイパー部分は皿ビスのテーパーを利用して、ガタを調節します。
スムーズに作動することを最優先させながら、なるべくガタの少ないポイントまで締めこみます。

よく初心者エキスパートにありがちなのが、ガタを嫌うあまり、スムーズさを犠牲にすることです。
これではクルマはうまく走りません。
「ガタをなくす」のではなく、「ガタを少なく」することが大切。
スムーズに作動させるのは、もっとも重要だということを忘れてはいけません。


タイロッド関係は段付ビスを取り外し、かわりに5mmピロボールをねじ込んだら、
タイロッド関係をセットして完成です。
サスペンションストロークがグンと増え、
なおかつスムーズに作動することを実感できるはずです。
軟骨がうまく走らないな〜とお悩みでしたら、
ぜひ一度このチューニングを実践してみてください。
きっと軟骨本来の走りを引き出せるはずです!


注*この改造におけるトラブルについて、当サイトでは一切保証できません。
改造はご自身の責任の範囲で行ってください。
またこれらはタミヤGP規定では認められていません。
タミヤGPに参加されるかたはご注意ください。




作成2003.1.5

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