OKEYA流
■エアレーションダンパーの組み立て方■
海王丸ラジコン広場でヨコモMR−4を走行させていると
何度かオイルダンパーの組み立て方について質問を受けたことがります。
簡単に言うと
「エアレーションダンパーが上手に組めず
結局タミヤのローフリクションダンパーを買っている。
せっかく買ったブルーアルマイトダンパーを組んで走らせたい。」とのことだ。
ラジコンで使用するオイルダンパーにはプレッシャー型(タミヤ等)と
エアレーション型(ヨコモ等)があります。
プレッシャー型は比較的均一に組みやすいのですが
エアレーション型は少し慣れがないと上手く組むことができないかもしれません。
このページは私が行う
エアレーションダンパーの組みこみ方法
(オイルの入れかたを中心に)を紹介させていただきます。
手順1 まず工具を準備しておきます。 ドライバー(寸法No.1)、キッチンペーパー、 ダンパースタンド、クリーナー、ダンパーオイル等。 ダンパーキャップは画像のように 軽くねじ込んでおきます。 |
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手順2 ダンパーキャップのOリングは シリコンオイルなどであらかじめ ぬらしておきます。 こうすることでカジリをおさえて Oリングの損傷を防ぎます。 |
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手順3 ダンパーキャップとダンパーシリンダーに オイルを満たします。 シリンダー側にオイルを入れるときは 始めに半分ほど入れて、ピストンを数回短く動かして 空気たまりを抜きます。 オイルはほぼ満タンに入れますが表面張力で 盛りあがるほど入れる必要はありません。 4本とも同じ位の量を入れることにより ダンパーの動きを均一化させる手助けになります。 |
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手順4 双方のオイルがこぼれないよう シリンダーにすばやくキャップをかぶせ 締め込んでいきます。 |
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手順5 手でキャップを閉めこんでいくと Oリングがまだ見えるのに固くなり締まらなくなります。 この時点でピストンシャフトを軽く押し込むようにすると 封入されているオイルの内圧で固くなり縮みません。 簡単にロッドが縮む場合は ダンパー内に大量に空気が混入していると予想され 手順3からやりなおしです。 |
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手順6 キャップビスをゆっくり外す。 手順3でオイルを多めに満たしたため、 オイルはねじ込みのふちから漏れてきます。 これは空気をシリンダー内に少しでも 入りにくくするためです。 これでダンパーキャップをねじ込んで行くことが出来ます。 あふれたオイルはキッチンペーパーなどで 拭き取っておきましょう。 |
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手順7 ダンパーキャップのビス上にした状態で ドライバーで緩めていきます。 余分な空気とオイルがビスのわずかな隙間から 排出されていきます。 |
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手順8 更にピストンシャフトをフルバンプ近くまでユックリと 押し込みオイルを排出します。 ピストンをそのままの状態で ビスをしっかり締めて完成です。 ピストンシャフトの戻し量で反発力の調整ができます。 組み立てのポイントとしては ビスを締め終わる前にピストンを引き戻すとダンパー内に 大量のオイルが混入し、エアレーションダンパーの効きが 無力になるので注意してください。 |
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手順9 完成したオイルダンパーはピストンを引き、手を離すと ゆっくりと引き戻されて行きます。 逆に手順8でのオイル排出量を少なくすると 反発する場合もありますが、これが通称 「パッツンダンパー」と言われる物で フラットなコースに有効なセッティングです。 |
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手順10 組みあがったダンパーはスプレー式クリーナーなどを ピストンロッドにかからないように吹きつけ 余分な油分を除去しておきましょう。 |
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手順11 完成したダンパー。 左右のダンパーがそれぞれ均一に作動しているか 確認しておきましょう。 |
リポート おけやさん。2002.1.27作成
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