■TG10ミニメンテナンス&改造作業■

度重なる走行でTG10ミニもずいぶんとヤレてきました。
先日の海王丸の走行でも左ヘアピンでスピンすることもしばしば。
走行性も不安定になってきたので
ここでマシンを完全に分解してメンテナンスをすることにしました。
同時にクロスランド戦にむけてのチューニングも行い、
今度こそのAメインを目指して気合を入れます。

さてまずはマシンや工具をテーブルにならべて
作業をスタートします。
工具はプラス、マイナスドライバーやラジオペンチ、
ボックスレンチ(4ミリや3ミリナット用)ネンドクリーナー、
クリーナースプレーなどなど。
タイヤを外してとりあえず各部をチェックしてみましょう。
すると次から次ぎにボロが出てきます。
まずはリヤダンパーステーが大きく破損し、
ピロボールの取りつけネジがグラグラです。
左巻きの原因はこれなのでしょうか?
電動のTB01から部品を奪い取り交換
またサスペンション関係は作動が渋いので
各部のクリアランスを見直し、
スムーズに作動するように調整しました。
う〜ん、これは走りそう。
タイヤはすでに破れていて
インナーメッシュ出しタイヤ」になってます。(笑
こりゃあ交換するしかなさそうだ。

でも次はスポンジタイヤだよね〜。
フロントヨコモAラバーファーム
リヤヨコモLラバーファームという
セオリー通りの組み合わせでセットをスタート。
アッパーデッキが簡単に外せるのはTG10のメリット。
ビス数本を外し、燃料チューブ、サーボロッド
スロットルリンゲージ関係を外すとユニットごと分離。
気軽に分解作業できることの意味は
油汚れの多いエンジンカーにとって大きい。
メカさえとってしまえば清掃くらいなら
十分出来ます。
つぶれたり曲がったビス、ナット類は交換します。
エンジンを止める六角ボルトは走行で頭が擦りきれますが
ボックスレンチをたたきながら入れると
なんとかビスを緩めることができます。
やっぱりこういった部分には
無理に皿ビスにはしたくないですね。
いりくんだ部分の汚れにはネンドクリーナーが便利。
今回は樹脂パーツ関係などは
熱湯を入れたバケツにまとめて突っ込みます。
数十分ほどつけ込んでしっかり油を浮かせた後、
歯ブラシ+中性洗剤でゴシゴシ洗います。
ここまでするとかなりキレイになります。
今までシングルスピードでしたがクロスランドの大きなコースにあわせて2スピード投入。ただリコイル付きエンジンの12CVにはスターターにセンターシャフトが干渉するので太いハードプロペラシャフトをやめてノーマルの細いスチール製に交換します。ぶつからなければ壊れません。
ぶつからなければ・・・・
デフ関係、リングギヤ等は磨耗が心配されていましたが、予想以上にキレイな状態。いい感じで面が出ているなぁといった雰囲気です。汚れたグリス関係は拭き取り、新しいグリスに交換します。
これは酷使したドライブシャフトです。
よ〜く見るとピン位置がずれているのが分かります。
ピン先端も磨耗したので交換ですね。
ワタクシのTG10ミニは長めのサスアームが入っているので
TA03のドライブシャフトを使用しています。
すっかりバラバラになってしまったTG10。
この他大容量燃料フィルターの装着
(転倒した際、エンストしないように)
リヤボディーマウントバーの大型化、
ホイルアクスルの交換、ベアリング2個交換、
なども行いました。
そして整備終了〜!

整備は4時間もかかってしまいました。
エンジンカーは整備が大変!。
でもその分、愛着がわいてくるよね。
新しくなったリヤボディーマウントバー見えますね?
マシンは手をかけた分、期待通りにリフレッシュ。
次の走行がたのしみです。

作成2002.4.23


■スポンジバージョンに進化・・・■

現在のGPツーリングシーンはスポンジタイヤが主流になってきています。各社からハイグリップなスポンジタイヤは豊富にリリースしており、それぞれ度数で表す硬度によって、走行特性を変化させます。ゴムタイヤと決定的に違うのは路面温度によって合わせる必要がなく、セットアップが簡単なことです。また前後でタイヤ直径を変更することで走行特性を変化させることができます。コストも安く、軽量でタイヤアンバランスによるブレが小さいのも特徴と言えるでしょう。今年こそAファイナル進出を・・・そう願っているTG10ミニクーパーにも、いよいよスポンジタイヤを投入します。
使用するスポンジタイヤはキッズランド富山店でゲット。ヨコモ製のAラバーファーム(フロント用 硬度41度 1300円)、Lラバーファーム(リヤ用 硬度41度 1200円)です。Lラバーはトゥエルブでもおなじみゴム質の多いタイヤでホコリの多い路面でも安定したグリップを発揮。また磨耗が少ないのも特徴です。エンジンカー用はかなり硬く、ハイスピードコーナリングに耐えれるように剛性を高めているわけです。ちなみにAラバーはおそらくさらにゴム質を多くしたものでしょうか・・・硬度は同じ41度でも触った感触はLラバーよりもさらに硬くなっています。おそらくフロントの磨耗は激しいため、このように硬いタイヤをフロント用として指定しているのでは・・・と思われます。
スポンジタイヤに変更したTG10ミニクーパー。タイヤが変わっただけでグッとレーシーな雰囲気をかもし出しています。タイヤ径も若干小さくなって、車高も低くなっています。もちろんタイヤ磨耗に合わせて、車高の再調整は必要になってきますが。
TBエボ足は断念!今年の大きなチューニングの目玉だったTBエボリーション2のサスペンション投入は見送ることに。ミニクーパーのボディ幅は202ミリ。しかしエボ足にスポンジタイヤを装着すると、トレッドは190ミリに狭まってしまいます。スポンジは多くが接着成形済みで販売されていますが0オフセットホイルしか販売されていないのです。ゴムタイヤならオフセット違いのホイルが豊富に用意され、自在にトレッド変更できますが、スポンジはそういうわけにはいきません。結局従来サスに戻すことに。しかし、そのままではつまらなかったので足回りに少し手を加えました。それは・・・アソビ足です。可動部分に少しガタを設けて路面追従性を向上させようと狙いました。実は別件のテストでも結果を残しているので、密かに期待しているのです。
燃料はTGフューエル2000を使用します。数種類の燃料をテストしましたが、TGフューエル2000はオイル成分が多いため、エンジンの焼き付きなどのトラブルを起こしにくいほか、始動性が良好な点が気に入りました。特に信頼性を第一にしているので、こういった安心感は土壇場のレースで力強い味方になってくれると信じています。またニードルが他の燃料より大幅に絞れるので燃費がかなり向上しました。さらに液面が下がり、ミクスチャーが薄い状態になると、スロットルオフで、エンジン回転が落ちにくい問題がTG10ミニクーパーは以前からかかえていました。つまりコーナリングでスロットルが落ちないということは、コーナーでのオーバースピードに繋がり、アンダーステアを誘発していたのです。しかし、この燃料を使用したことで、タンク最後の一滴までスロットルはレバーの操作に対して非常にリニアで、コーナーでもキッチリ減速。狙ったラインを正確にトレースすることが可能になったのです。
スポンジタイヤの使用で重量も軽くなったTG10ミニクーパー。リフレッシュメンテナンスでのテスト走行に期待がかかります。はたして今年のクロスランド戦はどこまでイケルかな??


作成2002.4.26

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