一昨年のホビーショーで突如発売が決定した
TG10ミニクーパー。
ワタクシはいてもたってもいられず
そのショーまで直接現物を見に行きました。
このTG10は、それほどまでに
思い入れのあるマシンなのです
某金沢の模型に予約してまで速攻GET、
はじめはノーマルであそんでいましたが
ボルテック共通のスリックタイヤは、
ノーマルエンジンに程よくマッチ。
意外なグリップ力を発揮して海王丸をキビキビ走りました。

 


その後、クロスランド大会に参加するため、
ツーリングカーのタイヤを履けないかと考えた結果が
TF2サスアームを流用する方法です。
こうすることでトレッドが適正になり、
なおかつオーバーグリップによる転倒もなくなりました。

このクロスランド大会参加をきっかけに、
ワタクシはTG10のこだわり度が少しずつ増していくのです。
毎年、クロスランドはこのマシンで欠かさず参加しています。
そして毎回改良を加えていったのです。
ライバルマシンは、ワタクシの進化とは比較にならない変化をとげました。
当初、スーパーテンやナイトロが相手だったのに、
現在はV−Oneをはじめインパルス、MTXなど。
さらには外国製エンジンやスポンジタイヤの登場でどんどん速くなっていきます。

しかし、ワタクシのマシンのコンセプトは
手軽に、いつでもエンジンカーの迫力ある走行を楽しめる、
ということは変わりません。
なので永久にミニクーパーボディ、リコイルスターター装備は
変わることがないでしょう。
そんななかでできる限りのベストを尽くす。
いまのところ一度もAメインに進出していませんが
いつかかならずファイナル進出を目標に
現在は海王丸でまったり熟成中です。

 

 

なかなかこんなパーツを使う人はいませんが
ワタクシはラリーカー用のギヤカバーを装着しています。
ご存知のように海王丸は砂ホコリが多く、ギヤを痛める可能性が高いのです。
このカバーを装着することでスパーギヤの耐久性を向上することができるのです。
バックラッシュ調整は上部のカバーをあけることで行えます。
もちろん気が向いたときに駐車場でも走らせることが可能です。
いつでも、どこでも、気軽に走行。
これがワタクシのこだわりTG10のコンセプトでもあります。

 


エンジンは昨年からOSエンジンを使用することになりました。
OS−12CVX、リコイルスターター付きのスライドキャブ仕様です。
このエンジンのおかげで始動性、アイドリング安定性、
パワー、レスポンス、すべての点で性能が一気に向上しました。
このエンジンなくしてワタクシのこだわりTG10は語れません。(ちょっとほめすぎ?)
ただスライドキャブは意味なしだったかな。
スロットルリンゲージ取りまわしを考えるとドラムのほうがよかったかな〜とちょっと後悔。
プロポがアタックだったので、スロットルスティック前進側にプラバンでスペーサーを追加して
機械式ATV(!?)としています。オイオイ
ギヤはレーシーのクラッチベルに19Tピニオンの1速仕様です。
軽量フライホイルが一応ついていますが、
これはタミヤGP大阪大会参加の時に購入したものです。

 

 

エアクリーナーはトビー製で、なんとなく実車っぽい雰囲気が好きです。
吸気効率は(?)ですが脱着が簡単におこなえ、キャブの様子を確認できます。
マフラーはもちろん体育会系硬派マフラー......いわゆるドノーマルです。
ミニのセンターマフラーを再現するため、ポリカ板でステーを自作、
排気ジョイントパイプを後方センターに出しています。

 

TG10のノーマルは65ccですがそれを80ccにアップしました。
TGX用のタンクがボルトオンでそのまま装着できます。
これで燃料満タンで約10分の走行が可能になりました。
クロスランドではたいていBメインに沈むので、無給油で完走できます。
しかし、練習中は燃料節約のため、半分しかいれませんが、、、(ケチ)
チョークポンプは皿ビスでつぶしてしまい、
マフラーからのプレッシャをダイレクトにキャブに伝えます。
ちなみにチョークは排気ジョイントパイプをふさいで行います。
燃料フィルターはメーカーを忘れてしまいましたが、大容量のおそらくバギー用です。
なぜ大きくしたかと言うと、転倒したときにエンストしないように、
予備タンクとして利用しているのです。
おかげさまでよく転がってもエンストはあまりしません。
エンジンマウントに取りつけステーを固定しています。
愛用している燃料は始動性が良く、エンジンを焼かない
TGフューエル2000がお気に入り。

 

 

サスアームはTF2を流用したチョイロングスパンサス。
もちろん絶版なので、数セット買いだめしています。
このサスアームを使用することで、Cハブやリヤアップライトが
ノーマルのものをそのまま使用できるメリットがあるのです。
タミヤ純正のロングスパンサスアームを使用しなかったのは
軸受けベアリングやドライブシャフトが変わってしまうため、使いませんでした。
そうすることでカップジョイントなどの、消耗品コストを大幅に削減するわけです。
ステアリングサーボはベアリング支持タイプをステアリングのみに装備しています。
標準的なサーボではエンジンの振動で、出力軸にガタが出てしまうからです。
サーボはもちろんアルミサーボステーでガッチリ固定しています。
またハイトルクサーボセイバーを使用して、
ニュートラルをしっかり出し、直進安定性を確保。
アルミ製のレーシングステアセットは
ノーマルと比較して大幅に正確なハンドリングを約束します。
ステアリングまわりはオプションテンコ盛り状態ですが、
加速時のフロントタイヤのジャダーが激減することがはっきりと体感できます。
タイロッドは川田のモリブデン入りアジャスターで、
ガタがなくスムーズな作動を約束します。
対クラッシュ性が心配されましたが
クロスランドのハードフェンスに何度もヒットしたにもかかわらずノーダメージ。
TG10はなぜかタイロッドに負担が少ないクルマのようです。

 


前後に使用するドライブシャフトはTA03用。
じつはこれ、海王丸に来ている皆さんからタダで譲ってもらったものです。
みんなユニバーサルに交換しているので、たくさんあまってるそうな。
提供してくれたみなさん、ありがとうございます。
おかげでほぼ一生分のドライブシャフトを確保しました。
純正のロングアームを使用しないのはそのためです。
駆動系のガタは走行性能に悪影響を与えるので
マメに交換してます。(タダだし)
アッパーアームのピロボールはヨコモ製です。

 


ダンパーセットはTG10ミニクーパーに合わせて
ベーシックなCVAダンパーをチューニングしています。
まずピストンはローフリクション用の1穴ピストン、オイルは#900です。
スプリングはTA04用のハードタイプですが、
ゴムタイヤではブルー、スポンジタイヤではホワイトをチョイスしました。
またTB01用のダンパーステーを流用し、長足に合わせて少し立てています。
かなりハードなセッティングですが、これがTG10をうまく走らせるポイントのようです。
デフは前後共にギヤデフ+アンチウエアグリスでキマリ。
フロントのミニバンパーはキット付属部品です。

 


リヤボディマウントにはポリカ板から切りだしたステーを追加。
こうすることでコーナリングの横Gでボディが横に逃げなくなります。
貧弱なボディマウントは走っていてもカッコわるいですからね。

 


受信機用電源はアルカリ電池(!)
ん〜、ふざけてますねぇ...。
まあ意外と長持ちするし、
サーボスピードなんて気にならないので別にいいんです。
お気に入りのブランドはもちろんダイソー製です。

 


CVAダンパー(限定ホワイト)のインナースペーサーと
ピストンを組み合わせて作ったマフラーキャップです。
忘れた頃にポタポタとOILで部屋を汚さないための安全策。

 


タイヤはタミヤのファイバーモールドタイヤでインナーはモールドインナーソフト。
海王丸では超グリップするおすすめのタイヤです。
ホイルは懐かしいカストロールプリメーラ用。
これで転倒してしまうならスポンジタイヤにしてしまいましょう。
この時はフロントワンウェイがマッチします。

 


シャシーはオプションのレーシングシャシーです。
強度やデザイン、機能性も優れたお勧めのシャシーです。
皿ビス加工してあったり、
車高を下げるためにバンパー下をフライスしています。
特にハイパワーエンジン搭載には必須アイテムです。

 

このマシンは海王丸やクロスランドで主に走行していますが、
走りやスケール感に関して、大変満足しています。
コツコツと自分好みに仕上げていく楽しみは
TG10ならではのものではないでしょうか。
整備性が良く、セッティングが簡単な部分が長所のマシンだと思います。
最近はGPカーにもハイエンド化が進み、シャシーはハチイチ並み、
エンジンは外国製後方排気で、お遊び的な要素が薄れていると思います。
エンジンカー本来の楽しさってなんだろう?
そういった問いかけに、ひとつの回答を出してくれるマシンであると断言できます。

 

 

 

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