■TB01バスタブシャシー仕様■
TBエボリューションの登場で
すっかりその存在意義を失いつつあるTB01。
さらにベルトドライブでTA04が圧倒的な速さを見せて
ますますサーキットでの立場が・・

ノーマル状態ではバスタブシャシーに
ショーとサスアーム、前後ギヤデフ仕様と
極めてベーシックなもの。
カーボンシャシーやロングサスアームなど
オプションパーツを搭載して行くとかなりの出費となってしまい、
これならエボリューションのほうが費用的なメリットは大きいのです。

そんなTB01ですが
果たして本当にイマイチ?なマシンなのでしょうか。

しかし、ワタクシは新たなる可能性を見出していたのです。
オプションがなければ走らない、
というイメージのTB01ですが
意外にもスタンダードに近い状態で
なかなかの走りを披露するのです。
週末のサーキットで仲間とバトルを楽しむ。
簡単なセットアップでそこそこの走りが出きるよう、
TB01をもう一度見つめなおしてみました。

まずもっともメリットがあるのが駆動系。
バスタブ仕様であれば密閉式のため、
ギヤトラブルに悩まされることが無くなります。
おなじ密閉式でもTL01やTA03などがありますが、
こちらは駆動効率に優れる
センターシャフトドライブであることを忘れては行けません。
これならモーターのパワーを最大限に引き出し、
トップスピード、走行時間、
コーナリングスピードでアドバンテージがあります。

またサスペンションはショートスパンとし、
キビキビした走りで、操縦する楽しさをアピール。
ラリーカーの走破性とツーリングカーのシャープさを併せ持った
まさにディアルパーパスマシンといえるでしょう。

ここでは海王丸で仲間内で楽しく走行ができるような、
そんな仕様のTB01を造ってみました。



これがワタクシが作成したTB01バスタブ仕様です。このクルマはもともと2000年度のタミヤGP富山大会で使用したTB01からオプションを数点省き、走行性能はそのままに信頼性を向上させるチューニングを施しました。もちろん十分なテスト走行を重ねて絶妙なハンドリングになるようセットアップしています。使用しているマシンはレイブリックNSXをベースにオンロードスプリング、ユニバーサル(フロントのみ)ターンバックルアッパーアーム、レーシングステア、ハイトルクサーボセイバー、スタビライザー以上の6点に厳選しました。これだけでちゃんとしたパフォーマンスを発揮。オプション史上主義に思われたTB01ですが、サーキット走行やちょっとしたレース参戦ならこれくらいで十分です。
フロント周り。ステアリング周りはガタが大きかったのでアルミ製のレーシングステアセットに交換しています。これにより直進安定性を確保して、パワーオン時のフロントタイヤバタツキを防ぎました。正確なコーナリングをするためにもこのパーツは必須であると言えます。またサーボセイバーはノーマルでも十分かと思いますが、さらなる直進安定性確保のためハイトルクタイプとしました。サーボセイバーとバスタブが少し干渉するのでバスタブ側を削っています。どんなタイヤでもきちんと走れるよう、幅広いサスセットを探しています。画像のタイヤはなつかしいHPIラジアルですがパーキングからサーキットまで路面コンディションに左右されず安定したグリップを見せるタイヤです。
ダンパーはギヤケースにダイレクトマウントし、レイダウンしています。ピストンはキット付属の金属一体ピストンロッドで、オイルは#900、スプリングはブルーもしくはイエローを選択。少しマイルドながら後半でグイグイ曲がる特性に仕上げました。サスシャフトは強度と整備性重視でU型シャフトのままとしています。アッパーアームは調整可能なターンバックルですが、これはあらゆるタイヤに対して、最適なキャンバーを迅速に合わせたいためです。ユニバーサルはフロントのみに入っています。デフはギヤデフでアンチウエアグリスを封入しトラクションを得ています。フルタイムでも失速感が無いのがTB01のメリットでしょう。Cハブはアルミ製ですが、これは樹脂製でも問題ないようです。
リヤはトーインを中心にいろいろとテストを重ねました。当初はTL01用のアップライトを使いトーインを小さくしていましたが、タイトターン進入でリヤが落ち着かないので結局ノーマルの2度に戻します。スタビライザーはリヤのみに装着して、ロールを抑え、クイックターンを可能にしました。ただこれらは好みの分かれるところですが。バンパーは小さくカットし、すっきりとまとめています。サスペンションはショートスパンですが、スリップリーな路面でも抜群のトラクションがあり、キビキビした走りは操縦を楽しくします。NSXボディに合わせてリヤアクスルをワイドタイプにしています。
モーターはテストではスポーツチューンを使用してギヤレシオはノーマル06Mのスパー55、ピニオン23で6.22対1のレシオです。ストックモーターならピニオン25Tとすることで最適なギヤレシオが得られます。完全にカバーされたギヤケースはモーター交換はやや面倒ではありますがこれだけは仕方がないですね。しかし防塵性は抜群です。モーターマウントはバックラッシュ調整を用意にするためノーマルの樹脂製を使い、代わりにモーターヒートシンクを装着しました。
メカ類は効率良くスっきりとまとめられるのはセンターシャフト車ならではの特徴でしょう。テストではCPRユニットを使用していますが今後はキーエンスA01に交換する予定です。モーターはギボシ端子で接続し、540からストックモーターまで、いろいろなモーターをすばやく交換できるようにしています。なぜなら海王丸ではまったり540バトルから23T超速バトルまで、日によってコロコロ変わるので直ぐに合わせられるようにするためです。本来ならばハンダで直接固定したいところですが、本来のコンセプトは「気軽にサーキット走行」なのです。
NSXはGT選手権で活躍する
鮮やかなオレンジカラー、
ARTAのNSXを再現しました。
その派手なカラーはサーキットの視認性も良好で
ギャラリーからの注目度も高いです。
タミヤツーリングカーボディのなかでも
クイックなハンドリングを披露します。
ホイールはなぜか白の10本スポーク。
やっぱりブラックカラーにしたかった。
リヤウイングは軽量なポリカーボネイト製。
アルミ製のウイングマウントを自作して搭載しました。
リヤ部分は大きくカットされているのが特徴で
後方からの空気の流れをスムーズにして
直線スピードをアップ・・・してると思います。


シーズンインを向かえる海王丸でも
これからちょくちょく走行させます。
みんなでバトルを楽しもう!





2002.2.28作成

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