■TA04S■
ベーシックマシンに求められる理想形

リーズナブルな価格設定でありながら本格派の走り。
TA04Sはまさにこれから本格的にRCを楽しみたい人に
最適なツーリングカーであると言えます。

シャシーの基本設計は
全日本などで活躍する414の流れを受け継ぐもので
駆動高率に優れた2ベルトドライブ方式と
アライメントを最適化したロングサスアームなど
トップクラスの技術が投入されています。

チューニングの要となるボールベアリングや
ターンバックルアッパーアームなどが標準装備。
ベーシックマシンにありがちな、オプション追加しないと
まともな走りができない・・といったことは
このTA04Sには当てはまりません。
ノーマル状態でも優れたハンドリングを発揮し、
ギヤやタイヤなどのセッティングパーツを追加するだけで
即レース参戦可能なほど基本性能が高いのです。

入門向けツーリングの決定版としてはTL01もありますが、
こちらはとりあえず走ればOK、といった性格で
レースやサーキットで本格走行するには
それなりの改造とセッティングが必要です。
しかしTA04Sであれば、調整可能なアライメントや
オイルダンパー等の基本パーツが始めから入っています。
将来的にもう一歩、進んだマシンが欲しいのであれば
TA04Sはいろんな部分でお勧めのマシンであります。

このコーナーで紹介するワタクシのTA04Sは
メインマシンである1号車のデーター取りや、
練習走行、果てはクラブレース参戦など
重要な役割を担っています。
実は本番用マシンより多くの時間を走行しているほどです。
マシンの仕様はほぼストック状態ですが、
要最少限度のオプションパーツを装着し
高い走行性能を得ているので
これからTA04S購入を考えているかたには
チューニングの参考になるのではと思います。

■キット内容■
このマシンがTA04Sです。
シャシーおよびアッパーデッキは樹脂製のバスタブで
十分なピッチング剛性と適度なロール特性を併せ持っています。
ストック状態では前後にギヤデフを装備して確実に組みたてられる駆動系です。
ダンパーは樹脂製CVAダンパー2を採用し、もちろんローフリクションと同等のセットアップが可能。
ギヤは06モジュールを採用してバックラッシュ調整を容易にしました。
随所に価格を抑えながら、
高性能を維持している工夫が見られます。
基本性能が高い分、好きなボディを自由に選択できるのもメリットのひとつです。多少空力的に問題があってもある程度はシャシー性能でカバーしてくれます。
ワタクシは画像のオペルやアルファ156、ラリーカーボディなどをたまに搭載して楽しんでいます。そういった遊び心を忘れないのもTA04Sを楽しむ上で必要ですね。
オプションのレーシングボディマウントにはL型のボディマウントが付属し箱型ボディの選択肢を増やすことが出来ます。
キットラインナップは
シャシーキットが1万2800円(ボディ・モーター別売り)
カルソニックスカイライン価格1万5800円
コルベットC5R(塗装済みボディ)価格1万6800円
ベンツDTM(塗装済みボディ)価格1万7800円
以上となっています。



■チューニングポイント■
スパーギヤはノーマルの06Mですがピニオンにトビークラフトのスチールピニオンを使用してギヤ選択の幅を広げています。
ノーマル状態では29Tまで使用できますが(ギヤレシオ6.1対1)モーターマウントとシャシー側の削り加工で最大31Tまで搭載可能でストックモーターなどで最適なレシオが設定できます。
また他社製の48ピッチギヤもお勧め。スパーは87Tならピニオンは31〜39くらい90Tなら28〜36くらいのピニオンが使用可能で十分なギヤセッティングが可能です。
フロントセクションです。使用したオプションはTA04ユニバーサルのみです。リヤはノーマルのドッグボーンでも十分であることを確認しました。
スリップリーな路面ならギヤデフのままですがハイグリップ路面ではワンウェイを装着します。組みたて説明書には記載されていませんがOP200 4WDフロントワンウエイも装着できリーズナブルな価格でチューンできます。(ただしタミヤGPでは禁止事項になってます。)
ギヤデフにはキット付属のアンチウエアグリスを封入しコーナー立ちあがりで「前に出る」感じに仕上げています。
リヤ周りはほぼノーマルですがはっきりいってこれで十分です。サスアームにリバウンド調整のビスを追加し、シャシとのアタリ面にカッターの刃先を接着しています。
またサスピンはすぐに曲がってしまうので内側だけTL用のステンレスサスシャフトに交換しました。
ダンパー、スプリング、オイル、アッパー取り付けなどいろいろとセットを探って行きましたがほとんどのコースでノーマル状態がベストでした。
すでにキット状態でベストな走りができるよう設定されているのが
従来のタミヤ製品になかったところではないでしょうか。
ベーシックなシャシーに合わせて
ESCもベーシックモデルをチョイス。
キーエンスのZEROシリーズでも
もっともスタンダードなモデルを搭載しました。
このESCは上級グレードと比較して
デジタルインジケーターを搭載していませんが
調整が簡単なボリューム式で
手軽にセット変更ができます。
もちろんモディファイドモーターにも
対応できるスペックを有しているので
パフォーマンスは一級品です。
バッテリーホルダーはすっきりとまとめるため
ピン4箇所のうち3箇所をビス止め。
一箇所だけスナップピンで着脱できるようにしました。
また紛失をふせぐため
ピンはシャシーにテグスで結んでいます。
しょっとした改造ですが
メンテナンス性が大幅に向上します。
ちなみにビスは3X15皿ビスを使用し高さ調整のため
4mmアルミナットを使用(ロックナットではないです)
シャシー側で切ってあるネジピッチが大きいので
エポキシ接着剤で固定します。
フロントのリバウンド調整はボタンヘッド皿ビスを
サスアーム下側にねじ込んで調整します。
あたり面が広いので、
セットが狂いにくいメリットがあります。
これにより簡単にハンドリングが調整できます。
安い費用で最大の効果。
これこそがTA04Sチューニングの真髄です。
シャシーの前端、後端部分は皿ビス加工して
ピッチング時の路面との干渉を抑えています。
実はモールド部分も無くなっています。
またシャシーサイドにも削り込みをして
サーボ固定ビス外側だけ皿ビス加工を施しました。
これにより車高を低く設定でき
バスタブのネックだった腰高感を無くしています。
ただ、路面干渉の少ない部分に関しては
皿ビス加工をしていません。
モーター部分には大きな穴をあけて
冷却効果を高めています。
サーボセイバーは
ハイトルクサーボセイバーを使用しています。
スプリングはおもいきって外側の銀バネを外して
かなりソフトな作動にしています。
そのため、ニュートラルをしっかり出しながら
サーボの負担をかなり減らしました。

セッティングデータ 使用したオプションパーツ
ダンパー・CVA2ミニ 
オイル・前後#900 ピストン1穴
スプリング・前後ゴールド(キット標準)
ダンパー取り付け位置・前外側 後内側
アッパーアーム取り付け位置・前後キット標準
トーイン・前0度 後キット標準
デフ・前後ギヤデフ(アンチウエアグリス入り)
ギヤレシオ・スパー83:ピニオン31(5.71対1)
TA04ユニバーサルシャフト
ハイトルクサーボセイバー
3X6ホーロービス
3X15皿タッピングビス
3X10皿 六角ヘッドスクリュー
トビー 06M・31Tスチールピニオン
ファイバーモールドスリックタイヤタイプA



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