■平成14年度JMRCA 12分の1電動レーシング全日本選手権■

海王丸チュエル部の集大成、いよいよ全日本選手権がスタートします。
昨年の冬からはじまったこの企画ですが、
振りかえれば、ずいぶんと遠い昔に感じるものです。

この大会はJMRCA(日本ラジオコントロールカー協会)が主催する、
12分の1レーシングカーの全国大会です。
北は北海道、南は九州まで熱心なフリーク、140名が
日本一の座をかけて、レースを行います。
このクラスは歴史あるカテゴリーで、
1980年に第一回大会が開催されて、今年で23年目となります。
一緒に参加したこういちはまだ20歳なので、
生まれる前からレースが行われていたことになりますね。

参加している選手はすべてがエキスパート。
ほとんどが地元のレースなどではトップを走っている選手ばかりです。
大会前からすでに現地入りしている人がほとんどで、正直、驚きました。
スケジュールを見ると、予選や練習走行で何度も走行できるので、
当日入りで十分だろうという我々の予想を反しました。
海王丸チュエル部は当日入りだったので、
逆にみんなのほうが驚いていたのです。(笑

しかし、そんな状況でもレースは三日間を通して、
とても楽しく過ごすことができました。
シビアなレースであることには違いないのですが、
川場RCプラザという最高の環境で、
日本の頂点を決するレースに、挑戦しているんだ!
と思うと、走っているだけでも爽快な気分になります。

まずは大会の様子からレポートしていきましょう。


■大会会場はこんな感じ■

コースの雰囲気は一里野に良く似ています。
っていうか、ここ川場を参考に一里野が設計されたのです。
本格設備のサーキットに宿泊施設を合体して、
こういった全国規模のレースを開催しよう!
という目的で建設されたそうです。
これ以上理想的な環境は他にないでしょう。
全体的にコースが傾斜しているのがわかるでしょうか?
ただ軽量でグリップするトゥエルブには、
傾斜はまったく気になりませんが・・・
こちらは大会本部の受付です。
ここで車検やトランスポンダーの受け渡しが行われます。
トランポ搭載前に、車重をチェックします。
受付にはリボンをたくさんつけた可愛いワンちゃんが、
お出迎え。参加選手の気分を和ませます。
こちらは走行が終わったマシンの再車検場です。
棚に貼られたゼッケン通りにマシンを置いて行きます。
コースマーシャルをしている間に車検チェックを
主催者のみなさんで済ませます。
主にタイヤサイズや最大幅など、
大きさに関する部分でチェックが入るようです。
プレハブに貼られたレースリザルト。
ヒートが終わるたびに、人だかりができます。
ここには一日のタイムスケジュールも貼られています。
大会三日間を通して、すべて天候が良く、
予定通りに進行していきました。
ちなみにこのプレハブ、
じつはRC関連商品をあつかうショップになっています。
とにかくその品揃えにはビックリ。
ジャコータイヤはダンボールに大量に在庫しているし、
アソシ、カワダパーツはほぼ100%??ってくらいあります。
ワタクシもお世話になってすごく助かった!!
こちらはそのプレハブ横にあるコンプレッサー。
マシンの汚れはこれで吹き飛ばします。
テントの後ろに見える建物が、宿泊施設になっています。
朝夕食事付きで7000円くらいです。
これは安いよね??
朝起きたらすぐにサーキットに到着。
これ以上最高の環境は他にないでしょう。
ただし複数で泊まる事が条件のようで、
一人でゆっくり宿泊したい向きには、
お隣の沼田市まで行くそうです。




■メーカーチームのパドック■

本来、各支部ごとにJMRCAで用意された、
特設テントにピットを構えるのですが、
各ワークスチームにも、専用のピットエリアがあるのです。
やはり最先端を行くマシンが並んでいるだけに、
気になるところですね。

関西を拠点に活動するテックのパドックです。
テックのキットはリーズナブルで、
はじめてトゥエルブに挑戦するならこのマシンがお勧め!
安いからといって性能が悪いことはまったくありません。
それは海王丸チュエル部のテストでも実証済み。
注目すべきはバッテリー搭載を縦置きか横置きかで、
好みがわかれているようですね。
縦置きはクイックな運動性、横置きはマイルドに。
ワタクシは横置きキットが欲しいな〜
レースモデルで19800円!
バンビでも近日取り扱いを開始します。
ゼノンレーシングの滝沢選手のカワダM300RSZ。
見事Aメインに進出しましたね!(ってあたりまえか・・
受信機用の外部電源を搭載しています。
こちらはHPIチームのパドック。
原選手や吉岡選手などが活躍しています。
無料マイクロロンサービスをしていました。
ベアリングを脱脂したあと、マイクロロンコーティング。
もちろんワタクシとこういちもやってもらいましたが、
あまりの効果に感動〜。
とくにデフがスルスルになったことにはオドロキです。
しかし、サービスを受けてすぐにベアリング2個を
ピットで紛失してしまいました。
帰り際に発見!(号泣
カワダワークスのピットです。
12分の1レーシングの世界では、
カワダシャシーは非常に人気の高い一台です。
抜群の精度の高さ、部品供給の安定性、
あらゆる路面でのスタビリティの高さなど、
こちらもお勧めのマシンですね。
こういちもこのマシンを使っていて、
最後はカワダユーザーで集まり、
ワークスドライバーと一緒に、記念撮影していました。
こちらはエコーのパドックです。
モーターやバッテリーのメーカーなのですが、
その本格的な設備にはビックリします。
さて、スタッフの方が作業しているこの機械、
なにかと言いますと、、、
なんとローターバランスを現地で行っているのです!
凄すぎる!
しかもこれらサービスは、エコーモーターを使用している
一般選手にも行ってくれるのです。
しかも無料!まじですか??
来年はエコーでイコー!
こちらもエコーのバッテリーです。
マッチド3300を、現地で販売しています。
バッテリーは大会会場でGETもありかな?
しかも放電特性によって値段が違うので、
値段=性能とハッキリしているのが嬉しい。
同様にプラネット模型さんも
現地でバッテリー販売していました。

■気になる注目のマシンをチェック■

ボディはヨコモMS−1が大人気!
ポリカに厚みがあって、丈夫な点がいいですね。
またアンディーズザウバーもダウンフォースが強く、
根強い人気があります。
写真のボディは、なんと!
トヨタTS020なのです。
エッジがシャープでなかなかかっこいいボディ。
リヤにトリプルダンパーを装備したカワダM300改。
よ〜く見ると、昔のM300をベースにしていることが
よくわかります。
フロントのホイールはハブ付きです。
ホイールってどうやって入手したの??
ステアリングサーボを縦置きに改造。
しかもカーボンステッカーを
あちこちに貼ってます。
タイヤはフロントがLラバーか、ジャコーピンク、
リヤタイヤはジャコーピンクにきまりです。
タイヤは当初の予想と大幅に変わったようですね。
驚くことに、路面はグリップ剤がのっているので、
ほとんどタイヤが減りません。
ワタクシはスポンジ質のグリーンで2回走行しましたが、
磨耗したのは1ミリにも満たないのです!
ひょっとしてカーペットよりも減らないのでは?
屋外のアスファルト路面としては脅威的ですね。
ご覧下さい!
これは広坂選手のRC12L3Yのリヤタイヤです。
タイヤ径は42ミリ!!
なんとも超小径タイヤでの走行だったのです。
こうすることでコーナリングスピードを
アップさせたわけですね。
ただし一般ピープルは44〜46ミリくらいですね。


■トップドライバーの走り■

バックストレートを駆け抜け、
高速コーナーに突入する広坂選手のマシン。
この高速コーナーは、
決勝戦でのオーバーテイクポイント。
数々の名シーンがここで生まれたのです。
いやはや、もう神業の世界。
最終コーナーです。
いかに綺麗にラインどりしているかがわかるでしょう。
ボディは、そう、ヨコモから発売したMS−1です!
リヤスポイラー手前の空気抜き穴を開けています。
切り返しをテンポ良くクリアしていきます。
このオーラが画像で伝わるかな?
原選手はホットボディーズの
ワールドスポーツカーボディを搭載。
パーソナルカラーとあいまって、
なかなかカッコイイですね。
最近はオープンスタイルはめずらしいのです。
ワタクシも欲しい〜
しかし、大会三日間を通して、原選手はのってましたね。
プロとしての貫禄も十分。
インギリギリで走ってます。
縁せきに載ってしまうとスピードダウンしてしまうので、
いかにすれすれを上手く走るかがポイント。
ボディのふちを少し縁せきにのせ、
タイヤはしっかりアスファルトを捕らえています。
しかも毎ラップこんな感じで走るのです。
こちらは北澤秀朗選手のマシン。
北澤選手は以前タミヤグランプリでも
一緒に走った選手ですが、
もうすでに彼は別世界のかなたへ・・・
スムーズな走りは芸術の域です。
「こんな走りができたらいいな〜」と思うことを、
現実にやってしまうスゴ腕。
現在北澤選手は
プロポメーカーのフタバに勤務しています。
HPIの吉岡選手もAファイナルで
素晴らしい走りを見せてくれました。
ストレートで響く、カン高いモーター音がしびれます。
さすがはワークスマシン!
シャシーはRS12G改で見事大会2連覇を達成!
キット発売してくれないかな〜。
まさに一騎討ち、といった感じの原、広坂の両選手。
予選からはげしいバトルで、
ギャラリーを魅了してくれました。
参加してこそ12分の1レーシングの楽しさですが、
見ているだけでも十分価値がありますね。



■大会の参加賞は・・・■
大会初日の受付で、いただいた参加賞。
中身はいったいなにかな??

参加賞、もらった直後のこういち。
中身がなにか、非常に気になる。
まさか、ナイロンバンドとか、両面テープとか、
アンテナパイプとか・・・
「くらえ!系」パーツかな?
せ〜の、パカ!
一気に開けるこういち。

・・・・・ん??
中身はJMRCAのロゴが入った
金属製のトレイでした。
なかなかいいじゃん。
工具を並べたりするのに便利そう。
こういちはさっそく、このトレイにサインをもらうべく、
あちこちを走り回るのでした。
大会終了時に集まったたくさんのサイン。
広坂・原選手の有名所はキッチリ抑えていますが、
広坂パパまで登場。けっこうコアなとこ突いてるな・・
と思ったら滝沢豊・和恵ちゃん、
さらに滝沢パパの親子3人セットまで!。
締めはJMRCA理事長のサインまでいただきました。
こら〜!一体誰からサインもらってるんだぁ〜(汗
原選手からも「これは貴重ですね」と言われました。
トレイの反射で満足そうにしているこういちの顔が見える・・

作成2002.9.4

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