■レースに挑戦!■

いよいよ海王丸チュエル部がレースデビュー!
部発足から4ヶ月、待ちに待ったこの日がやってきました。
参加したメンバーは画像右がワタクシ、
となりがおけやさん、左がこういちの以上3人です。

大会当日の早朝に自宅を出発し、3時間半ほどで到着。
燃費節約のため安全運転で走行したものの
意外に早い到着に朝マックでまったりしました。

このレースはJMRCA関西地区の1次予選を兼ねています。
会場は京都にあるレースウェイ太治。
地元選手はもちろん、大阪、滋賀などの関西圏の選手を中心に
40人もの選手が集合しました。
この人数には我々もビックリ。
選手層もベテラン選手から若手まで幅広く、
関西トゥエルブの盛りあがりにカルチャーショックを受けたのです。




■海王丸チュエル部のメンバー■


おけやさん

強盗ルックで登場した部のメインドライバー。
(日本語で遠征時の専属運転手)
花粉症対策はマシンセット以上に万全。
10数年ぶりのトゥエルブレースに
自分の実力をどれだけだせるか、
かなり気合が入っている。(ようには見えない)
こういち

忙しいバイト先をムリヤリ休んでエントリー。
やる気十分、準備は不充分。
ロビトロの温度センサーを鼻に刺し、
データー収集に余念がない。
サトちゃん

右脳を活性化させるため、
しばし白缶のかほりを堪能するワタクシ。
チームナンバーワンの睡眠時間で
テンションを高める。
人様のピットエリアにマシンを追突させる
テクニックにかけては他の追従を許さない。
チュエル部のピットは入場に手間取り
コース外へ。
しかし出店があって、ちょっと得した気分。
海王丸チュエル部のマシン

ズラリならんだメンバーのマシン。
手前がワタクシの骨董品アソシ、
中央がおけやさんのヤフオクスリッツ、
奥がこういちの突貫工事アソシ。
全員巨大なバンパー装着してます。
持ち込んだ折りたたみチャリが大活躍!
こういちが昼食をお買い物してくれました。
現地のコンビニからの携帯電話で
「冷麺あるよ」とのこと。
ワタクシはそれを頼んだのですが・・・
ゆで時間1分・・・・・

ゴルアソ!
これぢゃあ食べられない。(号泣)
冷麺なのになんでサッカーの絵があるの?



■本格派装備の関西勢■
ゴミの山が散乱している海王丸チュエル部ピットとちがい、
地元勢のピットは非常に整然としている。
マシンと正面に向き合い、
手馴れた作業でセットアップする姿にキャリアの違いを感じる。
しばし談笑している余裕も、あちこちで見かけた。
いつもバタバタしている我々とは大違い。

こちらはWebサイトでもおなじみの
ゆうたパパさん。
大会運営もこなしながら
レースでも好成績を上げる。
なんといってもトゥエルブを盛り上げようと
全力を尽くしている姿に感銘した。
本職はコンピューター関係で、
自分でラップカウンターのプログラムを作成。
ゆうたパパさんの愛車、カワダM300。
Tバーのフロント側ボールシートを廃し、
アルミ削り出しパーツで完全固定している。
デフにはスポンジ製のダストカバーを装着し
メンテナンスサイクルを伸ばした。
予選では見事ポールポジションを獲得。





■会場の雰囲気■

レースウェイ太治はいろんなレイアウトが楽しめるサーキットです。
周りは民家が密集し、こんなところにサーキットがるなんて信じられません。

路面は非常にバンピーで
特に右側の高速コーナーには
おおきなうねりがあるものの、
路面グリップはおおむね良好。
1周はだいた10秒くらいで走行します。
縁せきはマシンのダメージが小さいのですが、
運が悪いと空を飛ぶことも。
こちらは操縦台。
とても見晴らしがよく適切な高さです。
この下に本部席があり、
レースの運営を行っています。






まずは練習走行から始まります。
ワタクシは地元選手の教え通り、
パラゴンの白缶(FXですな)を使い、フロントには3分の1だけ塗りました。
グリップは噂通りバツグンで、予想以上に良く曲がり
海王丸とはまったく路面が違うことが分かりました。
バッテリーは練習用のパワーズですが、
ストレートの伸びに関しては十分。
コーナーではおいていかれるものの、
とりあえずマシンがレースできる状態であることを確認でき、ほっとひと安心。

おけやさんのテックスリッツもなかなか好感触のようです。
こういちはあいかわらずのドタバタ。
前日の海王丸ミーティングの時点で、
こりゃ間に合わないだろうという大方の予想通りの展開です。
でもなんとか練習走行ができ、レースを向かえます。

レースはすべてのセッションで8分間走行。周回数を競います。
我々初参加のルーキーは、予選もはじめのほうからスタートです。
したがって3人とも同じヒート。
ピットはとにかくあわただしく、全員ドタバタ。
バッテリーの充電はニッケル水素で時間がかかるし、
タイヤにはグリップ剤を塗ってしばらく放置しないといけない。
こいうった手順をいかにスムーズにてきぱきこなすかも
トゥエルブのノウハウなんだと実感しました。
しかし不足の部分はみんなで力を合わせて協力しあい
トラブルを克服します。
しかしこういちはグリップ剤塗る時間も無くスタートするようです。

記念すべきスタートの瞬間。
スタッガースタートでワタクシを先頭にコースイン。
マシンの動きはけっこうシビアで操縦が難しかったものの、
なにはともあれ完走してゴールを目指します。
接戦ながらもこのヒートをトップでゴールし、まずまずの状況です。
おけやさんはかなり苦戦しているようです。
途中マシントラブルが発生し、5分を前にリタイヤ。
こういちはアンダーステアと格闘しながらも
なんとか8分間を走行しチェッカーを受けました。
タイヤにはグリップ剤が必須です。
初回は30分くらい時間をおいたあと
タオルでしっかりと拭き取ります。
二回目以降は20分くらいで良いそうです。
ともかく時間に追われて慌てる部員たち・・・
こちらが太治でベストマッチングな
パラゴンFX-2(通称白缶)です。
今回使用するLラバータイヤとの相性が良く
とにかくグリップします。
海王丸ではぜんぜんグリップしませんでしたが・・。
初回のみ30分置いて、2回目以降は20分でOK。
充電も時間がかかるので
自分のヒートが終わったら
直ぐに充電を開始します。
専用の充電テーブルを用意して準備万端!!
ピニオンギヤをヒートによってマメに変えます。
22と23を使いましたが
8分間を走りきるには22が良かったです。
ニッコリ微笑むこういち。
しかし実際は、ひっきりなしにやってくる出番に
終始バタバタ。大会前日に交換した
4セルシャシーも結局元に戻し、
またまた慌てる。
SMCのマッチドバッテリーを投入し
7分半で使いきった無計画さに爆笑。
1ヒート目でリタイヤしたおけやさんの原因は
ボディーのバーが折れてしまったため。
急遽瞬間接着剤とグラステープで補強し
応急処置しました。
その後はコンスタントに2・3ヒートを完走し、
決勝に挑戦だ〜!。
予選スタート前のワタクシとおけやさん。
海王丸チュエル部のメンバーはレース初参加のため
予選ヒートもはじめのほうからスタートです。
もちろん3人とも同じヒートで走行します。
まあ知った仲間が多いと安心なところもありますね。
ワタクシのマシン、アソシRC12LS。
もう10年ちかく前のマシンなので
はっきりいって骨董品。
しかし基本的にトゥエルブは
大きく変わっていないのでぜんぜんOK!
いろいろあったレースでしたが
とりあえずすべてのセッションで完走し、
当初の目標は達成できたと思います。
あっちゃ〜やってしまいました・・・
バタバタと慌てる我々のピットでしたが
ドジの連続。
工具箱をひっくり返して、ムダな時間を取られます。
このことに限らず、いろいろ失敗がありました。
トホホ・・



予選第一ヒートの結果はなんと25位!
まずまずのスタートに満足です。
もっと苦戦するかと思いましたが、
やはりパワーユニットが十分戦えるレベルにあったことが大きいようです。
8分間も余裕で走行したので今度はピニオン1枚上げの23枚で走行します。

続く第二ヒートでは、もっと好成績を残そうと攻めて行きます。
スタートはまずまず順調。クルマの動きもずいぶんよくなりました。
1周のベストタイムも先ほどの記録を上回っています。
これはイケる、とばかりにアグレッシブにコースを攻めます。
しかし攻めすぎで、縁せきにひっかけコースアウト!
マシンは選手のピットに突っ込んでしまいました。
まったりと整備していたなかで恐怖を味あわせてゴメンナサイ・・・

さて一方のおけやさんはマシンの動きがイマイチながらもなんとか2・3ヒートを完走。

こういちはシャシー交換でさらなるアンダーと格闘していましたが
第三ヒートでフロントにJラバー全塗りで対応。好感触で決勝を向かえます。

ワタクシの最後はバッテリーがタレてしまいギヤ比セッティングは失敗に終わりました。
第三ヒートもマシンの動きは良いものの、逆にコースを攻めてしまうことでミスを連発。
あげくタイヤがちぎれ、かなりタイムロスします。
しかし、なんとか最後まで走りきり、全セッションを完走することができました。
結局良かったのは第一ヒートの結果だけで最終的には33位に後退。
海王丸チュエル部初戦は全員とも一番下のEメインからの決勝となりました。
■白熱のレースは超接近戦!■
レコードライン上は、グリップ剤の跡で
ごらんのようにクっきりと黒い跡が・・・
さすがに40人走行だと
路面も徐々にグリップが向上していきます。
高速コーナーをトップで突入するマシン。
どの選手もラインどりを極めていて
クラッシュは皆無。
いかに関西トゥエルブが
レベルが高いかを物語りますね〜。
これってよく見たら、ゆうたパパのマシン?
ストレートを走行するマシン。
コースサイズが小さいせいか、
パワーユニットによる差はさほどなく
いかにコーナーをうまくクリアするかがカギ。
腕の勝負が重要視されるようです。
まさにサイド・バイ・サイドの接戦。
このようなシーンがあちこちで
行われています。
ツーリングカーを越えるバトルが
トゥエルブの醍醐味ではないでしょうか。
途中でマシントラブルを抱え、
走行不能になったマシンが
コース脇でストップ。残念ながらリタイア!



■決勝レース■

決勝戦はワタクシがポールからのスタートとなります。
ともかくこの決勝で勝つことも大事ですが、
なにはともあれ完走することが最優先です。
大事にマシンを走行させることをキモに銘じてスタートラインに並びます。


6、7番グリットにこういちとおけやさんがいます。
決勝ではねばりの走りに期待です。



Eメイン決勝を走るメンバー。
まさにトゥエルブ新人戦といった感じです。
左から二人目がおけやさん、そのとなりこういち。
ワタクシは右から3番目のチビです。



スタートブザーがなり全車いっせいにスタートします。
一瞬出遅れ、スタートは2位でしたが、なんとかリカバー。
1周目をトップで帰ってきます。後続はすぐに続く接戦です。
ワタクシは慎重にマシンをコントロールし、縁せきに引っ掛けないよう
安全に走行を続けることにしました。
そうすると2位以下でクラッシュが発生!
中段グループで順位が大きく入れ替わったようです。
ワタクシはここでセーフティーリードを築きます。
このままいけばトップでゴールできそうな予感。
こういちはマシンセットアップイが上手く行き
少し順位を上げたようで順調に走っています。
おけやさんはなんとこの決勝で電波トラブル発生。
突然マシンがスピンするような症状に襲われます。
レース続行が困難な状況ではありますががんばって最後まで走る作戦に。

順調に走るトップのワタクシのマシンでしたがまたまたコースアウト!
大事に走っているつもりでしたが、ミスしてしまいました。
ここで後続が接近。順位が2位におちました。
しかし、すぐさま復帰してトップに戻りました。

後は燃費をコントロールしながら最後まで走行。
8分を走りきり、部員全員でチェッカーを受けました。


こちらはAメイン決勝。
関西のトップドライバーによるバトルは
見ごたえありました。
ズラリならんだ精鋭たち。
スタートをまえに記念写真・・・。
各車いっせいに第一コーナーに突入!
このレース優勝は
カワダをドライブする林選手です。




今回の初レースはトゥエルブを走らせる上で貴重な体験ができました。
バッテリーの充電、タイヤグリップ剤の使い方、
シャシーセットアップまでいろんなことが実戦レースを通して勉強になり
次へのよいステップとなったようです。

大会が終わった後は遠征おなじみの王将ミーティング。
大会を運営したゆうたパパさんを交え、
今日のレースを振り返ります。

最後に関西のみなさんと一緒にレースを楽しめたことに感謝します。
また機会がありましたら、参加したいと思います。

作成2002.3.20

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